呪詛2

良い祈願祈祷には、名前、生年月日、住所など書いて御祈願をお願いします。
誰が何をお願いしたのかわかるように。

それと一緒で、誰が何をお願いしたのか呪詛にもあるのです。

実は、目に見える事のないこの呪詛に名札のようなタグが付いており、力のある能力者はそれを読み解くことができるのをご存知でしょうか?

何故、人は恨み辛みで呪いをお願いしても自分には何も影響がないと思うのでしょうか?

呪術者や祈祷者が依頼を引き受けるのは自分たちだから、貴方様には負のものが返りませんと言っているから
信じるのでしょうか?

しかし、彼らは自分が掛けた呪詛が万が一、不完全もしくは返しにあった場合、自分たちに被害が及ばないように
防御しています。
そして、本当に呪詛の返しにあった場合、術者の思惑通りに呪詛が無効と出来ているかどうか・・・。
術者の力量によってはできていない。

呪詛として、動物霊などの眷属を使ったとしても、低級霊なので、問い詰めると誰が何をお願いしたのかを
しゃべられてしまいます。

このように、上手く呪詛を送れたとしても、それを視れる別の人に読まれてしまう事があるのです。

私のように誰がどのような呪詛を送ったのか分かってしまうように・・・。

従って、この様な視えない世界だからといって、依頼者の都合の良いように呪詛が無効になることはないでしょう。